2019年11月24日社長塾の講師を務めました
今週は外部で開催される研修の講師を務めることが続きました。
この土曜日は、日本話し方センターが所属するアタックスグループ主催の社長塾に登壇しました。
既に社長に就任されている方や将来経営幹部になられる方が21名参加されました。
今回の研修は、9:00から15:50までの約6時間でした。
経営者にとって、社員を引っ張る力、自社をアピールする力は必須です。
この研修では、そうした力が発揮できる話し方、力強い話し方、を念頭にカリキュラムを組み立てました。
まず、伝わる話し方をする上で大切なことをグループで話し合ってもらい、その後私から解説を行いました。
次に、言葉の大切さを説明した創業者江川ひろしのビデオを視聴してもらい、視聴後再度グループで感想を話し合ってもらいました。
このビデオは、親や社長、先生の発した一言が人の運命をよい方にも悪い方にも変える、しかも、その一言は言った本人はすぐに忘れるしまうが、言われた方は一生覚えている、という趣旨のものです。
参加された方からは、
「たった一言でも人の運命を変えてしまうと言うことがよくわかった」
「今までの自分の言動を振り返り思い当たることがあった」
等の感想をいただきました。
それ以外に、
「江川先生の話の組み立て方がうまいと思った」
「新聞の切り抜きを見せることで、話のリアリティが格段に増した」
「ゆっくりした口調で間も充分にとっていて、話し方の参考になった」
というご意見もいただきました。
色々な角度で気付きを得ていただいたことに、やはり経営者の方、経営者になろうとされている方はすごいなぁ、と感動しました。
その後、経営者が会社の風通しをよくする上で大切な要素である「あいさつの大切さ」及び、人前で話す上で障がいとなる「あがりを克服するスキル」の講義を行いました。
昼食休憩後は、事前に用意いただいた「失敗談」のスピーチを約90分練習してもらいました。
話し方センターでは、話をする前の充分な準備として、声に出して時間を計りながら30回以上練習することをお願いしています。
これによって、あがりが抑えられ、「え~」等のことばぐせも少なくなります。
それを実際に体験いただくことをお願いしました。
皆さん、とても熱心に練習していただき、サボってる人は1人もいません。
原稿や話し方のチェックを進んで申し出られる方が相次ぎました。
ここでも皆さんの意識の高さを実感しました。
その後、一人ひとり会場の前に立って発表してもらいました。
皆さん、見違えるように堂々と大きな声で話をされました。
また、ユーモアにあふれたスピーチが多く、会場全体に笑い声が響き渡る場面が度々ありました。
もちろん、ことばぐせも少なくなり、自己紹介では1分間に10回~20回だったのが、ゼロまたは2回以下になった方が多数おられました。
皆さん、何らかの気付きを得ていただいたと思います。
私は、この社長塾に来年5月に再び登壇します。
参加された方には、今回の気付きの中で一つだけ日常でも実行することを決めてもらいました。
そして、それを実行した成果を来年の5月にスピーチしてもらうことにしています。
これは、研修での学びを実生活に活かしていただきたい、という思いからお願いしたものです。
次回、皆さんにお会いできることを今から楽しみにしています。